医療の進歩により多くの幼い命が救われる一方で、重い障がいや病気を抱え、医療に依存しなければ命をつなぐことが難しい子どもが増えています。
家族は、24時間休みなしの介護負担を強いられ、きょうだいの運動会に参加するなど、当たり前の子育てや暮らしを手に入れることが大変に難しい状況です。
私たち「認定NPO法人うりずん」は、そのような子どもたちを日中預かり、また、自宅での見守りや外出の手伝いなどを通して、子どもと家族に、ひと時の休息と安心をお届けする活動を行っています。
人工呼吸器など医療依存度の高い障がい児者を安全にお預かりするのは人手が必要となります。
一人の重症障がい児者に対し、看護師や介護士が付きっきりで介護を行います。
ほぼマンツーマンの支援が欠かせません。
そのため、うりずんでは手厚い人員配置が必要となり、人件費がかかります。
事業収入や自治体からの委託料は限られており、それだけでは運営を行うことができません。
そのため、うりずんの経営は活動の趣旨に賛同してくださった賛助会員と寄付者(個人・団体)に支えられているのが、現状です。
うりずんが活動を続けていくためには、みなさまのご支援が必要です。
そのような事情をご理解くださった、北海道から沖縄まで、全国約1,200名の賛助会員・寄付者がうりずんの活動を支えています。(2016年5月現在)
しかし、支援の手を必要としているお子様、ご家族はまだまだ大勢いらっしゃいます。
「はじめて友だちとランチに行けました。」
「きょうだいの学校行事に参加することができました。」
「次の子どもを妊娠・出産できました。」
うりずんを利用するようになったご家族から、届いた声です。
重い障がいを持つお子様を介護するご家族にとっては、このような「当たり前」の日常を手に入れることは大変困難です。
一人でも多くの子どもと家族が、当たり前の暮らしを手に入れるために、ぜひ賛助会員・寄付者として、活動を支えてくださいますよう、お願い申し上げます。